圧縮永久歪み測定は、JIS K6301によって規定されており、図に示す様な測定用治具を使用してゴム試験片を圧縮して、その状態で所定温度、時間で高温放置を行ない、その後直ちに治具より試験片を取り出し、次式により圧縮永久歪みを測定します。ゴムが熱により劣化し、弾性が失われると歪みの値が大きくなります。 フッ素ゴムは、200℃前後の温度から急激に歪みの値が大きくなるのに対し、カルレッツ㊥4079は300℃でも歪み率が50%程度です。また200℃での長時間圧縮歪みを測定した例では、カルレッツ◎4079は長時間歪み率50%以下を保持しています。
カルレッツ、温度に対する圧縮永久歪みの状況(70時間)*
Material Tested | 204℃ | 250℃ | 300℃ | 325℃ |
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Kalrez®7075UP | 15 | - | 19 | 34 |
Kalrez®8475 | 23 | 30 | 45 | - |
Kalrez®4079 | 37 | 41 | 45 | - |
フッ素ゴム | 43 | 100 | Sample Failed | - |
*ASTM D 395B & 1414(214 O-rings)