パッキン、テフロン、Oリング、フッ素樹脂、オイルシール、ゴムのパッキンランド

Oリングの取り付け、組み込み

1.Oリングの取り付け冶具(キャップ)

2.小径Oリングを組み込む際の伸長について

Oリングの取り付け冶具(キャップ)

小径のOリングが、ねじ部または、その他の鋭い角を通って取り付けられるときは、Oリングを傷つけないよう下の図のようにキャップを挿入して取り付けるようにします。

Oリング組み込み冶具

小径Oリングを組み込む際の伸長について

Oリングを溝部に伸長させて装着する際に、過度に伸長するとOリングが破損し不具合を起こす原因になりますので、注意が必要です。過度に伸長したOリングは使用しないでください。

適正に伸長された場合でも、ゴム材質によってはすぐに元に戻らないものもありますので、組み込み後、Oリングの状態を確認する必要があります。

組み込み時のOリングの伸長率は、JIS規格Oリングは、ゴム材料の常態での伸び(%)の最少規格値(JIS B 2401)の1/2(50%)、規格以外のOリングは、製造メーカーカタログ数値や実測値の常態での伸び(%)の40%を最大の目安として、可能な限り小さな率に設定してください。

目安例1

OリングJIS B 2401 1種A P-30(内径29.7mm) の組み込み時の最大許容伸長内径
常態伸び規格値は250%以上なので、250%×50%=120%で29.7mmを120%まで伸長可能
100%(29.7mm)+125%で29.7mmの225%が最大許容伸長内径となります。
つまり 29.7mm×225%で内径を約67mmまで伸長することが可能です。

目安例2

常態伸びが実測値300%のゴム材料を使用した内径20mmのOリングの最大許容伸長内径
400%(状態伸び)×40%=160%で内径20mmを160%まで伸長可能
100%(20mm)+160%で20mmの260%が最大許容伸長内径となります。
つまり 20mm×260%で内径を52mmまで伸長することが可能です。

上記はあくまで目安であって保証値ではありません。すべてのゴム材質を表したものではありません。実際の使用に関しては検証試験等が必要です。

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