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参考:ゴム製品、ゴム成形品の寸法公差表

ゴム製品の寸法公差を設定する際に参考になる寸法公差表

工業用ゴム製品寸法公差表(VDI:ドイツ技術者協会)

1級(精級)は、金型で成形されるもので、とくに精密な公差を要求されるゴム製品、2級(並級)は、一般の金型成形品や一定断面の押出し製品、ゴムシートからの打抜き品、3級(粗級)は、ゴムの手加工品や精度が要求されないゴムホース、機械加工によるゴムの穴寸法。
この表を基にさらに高精度の等級を独自に定められる場合もあります。


工業用ゴム製品寸法公差表(VDI:ドイツ技術者協会) 単位:mm

寸法区分 1級(精級) 2級(中級) 3級(粗級)
0.3以上3未満 ±0.2 ±0.3 ±0.4
3~6 ±0.2 ±0.4 ±0.5
6~10 ±0.3 ±0.5 ±0.6
10~18 ±0.3 ±0.6 ±0.8
18~30 ±0.4 ±0.8 ±1.0
30~50 ±0.5 ±1.0 ±1.5
50~80 ±0.6 ±1.2 ±2.0
80~120 ±0.7 ±1.4 ±2.5
120~180 ±0.8 ±1.6 ±3.0
180~250 ±1.0 ±2.0 ±4.0
250~315 ±1.2 ±2.5 ±5.0
315~400 ±1.5 ±3.0 ±6.0
400~500 ±1.8 ±3.5 ±7.0
500以上 ±0.4% ±0.8% ±1.5%

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ゴム成形品の寸法公差表(ISO 3302-1 Class M)

最近はより精度の高いClassを独自に定められる場合もあります。
Class M1は、高精度ゴム成形品、Class M2は、M1につぐ高精度ゴム成形品、Class M3は、良精度ゴム成形品、Class M4は、寸法精度を要求されないゴム製品
Fは、fixed dimension、バリ厚やゴム成形時に金型の変位の影響を受けない個所。
Cは、closure dimension、バリ厚やゴム成形時に金型の変位の影響を受ける個所。


ゴム成形品の寸法公差表(ISO 3302-1 Class M) 単位:mm

寸法区分 クラスM1 クラスM2 クラスM3 クラスM4
未満 F(±) C(±) F(±) C(±) F(±) C(±) F and C(±)
0 4.0 0.08 0.10 0.10 0.15 0.25 0.40 0.50
4.0 6.3 0.10 0.12 0.15 0.20 0.25 0.40 0.50
6.3 10 0.10 0.15 0.20 0.20 0.30 0.50 0.70
10 16 0.15 0.20 0.20 0.25 0.40 0.60 0.80
16 25 0.20 0.20 0.25 0.35 0.50 0.80 1.00
25 40 0.20 0.25 0.35 0.40 0.60 1.00 1.30
40 63 0.25 0.35 0.40 0.50 0.80 1.30 1.60
63 100 0.35 0.40 0.50 0.70 1.00 1.60 2.0
100 160 0.40 0.50 0.70 0.80 1.30 2.0 2.5
160 - 0.3% 0.4% 0.5% 0.7% 0.8% 1.3% 1.5%

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長さ寸法に対する普通公差(JIS B 0405)

金属の切削加工などによく適用されている寸法公差で、これを参考にゴム製品の寸法公差を決めることもありますが、ゴム製品に適用が難しい部分(寸法公差)もあるため、現実的な公差を取り入れながら参考にします。


長さ寸法に対する普通公差/JIS B 0405(1991)より抜粋 単位:mm

公差等級 記号 f m c v
説明 精級 中級 粗級 極粗級
基準寸法の区分 0.5以上 3以下 ±0.05 ±0.1 ±0.2
3を超え 6以下 ±0.05 ±0.1 ±0.3 ±0.5
6を超え 30以下 ±0.1 ±0.2 ±0.5 ±1
30を超え 120以下 ±0.15 ±0.3 ±0.8 ±1.5
120を超え 400以下 ±0.2 ±0.5 ±1.2 ±2.5
400を超え 1000以下 ±0.3 ±0.8 ±2 ±4

注0.5mm未満の基準寸法に対しては、その基準寸法に続けて許容差を個々に指示する。



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